ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境

バンダイの快作、水木しげるワールドがギッシリ!


水木しげる原作の漫画/アニメ作品『ゲゲゲの鬼太郎』をそのままアクションゲーム化した作品。武器、手に入るアイテム、敵、味方などがすべて『ゲゲゲの鬼太郎』のもので構成され、水木ワールドが見事にゲームで再現されている。

ゲーム自体は単純だが、プレイするダンジョン(「魔境」と呼ばれる)を選べたり、ボス戦で武器や仲間を選ぶなどの戦略性や、隠しアイテムなどの裏技要素が楽しい。キャラクター物のゲームを手掛けるバンダイの本領が発揮された一本。


発売日 : 1986年10月29日
ジャンル : アクション
発売元 : バンダイ


主人公(プレイヤーキャラ)

画像 名前 解説
鬼太郎  
紀元前3800年頃に地上を支配していた幽霊族の唯一の末裔で、妖怪と人間の共存できる世界を目指して戦う少年。高い妖力を持ち、悪い妖怪を退治して回る。本作では悪い妖怪達が世界征服のため魔境を出現させたため、彼らの野望を阻止すべく仲間たちと共に魔境に乗り込む。


鬼太郎の武器

いずれも高い妖力を誇る鬼太郎の必殺技であり、鬼太郎の高い戦闘能力を物語っている。 毛バリ以外の武器は各魔境における10個のノルマのうち3個を達成した時点で出現するスペシャル武器。
画像 名前 解説
毛バリ
髪の毛を針に変えて敵に打ち込む、鬼太郎のポピュラーな技。本作でも最初から使用可能で、弾数制限なしで三連射まで出来る。ノーマルウェポンにしてはかなり万能であるため、大抵の敵はこれだけでカタがつく。ちなみに原作では使い切って丸坊主になったことも。
 
ちゃんちゃんこ
本作のスペシャル武器その1。幽霊族が死ぬ際に残す一本の毛(霊毛)を編み込んだちゃんちゃんこ。原作では空を飛び、自由に形状を変化させることが出来るチート武器で、鬼太郎の先祖代々の霊が詰まっているため絶大な霊力を持つ。本作では打ち出した後、十字キーで自由に操作出来る上、妖怪城のボス以外の敵を貫通する。取得時にはストックが2増え、さらに一定時間無敵となる。

指鉄砲  
本作のスペシャル武器その2。指をミサイルのように打ち出して攻撃する。鬼太郎個人の必殺技としては最強の技だが、グロテスクな表現ゆえアニメでは第一作以降は使用されていないため、知名度の低い技。本作では真っ直ぐに飛んで敵を貫通するほか連射も効き、またほとんどすべての敵に通用するため、スペシャル武器で最も使い勝手が良い。取得時にはストックが20増える。
 
リモコンげた  
本作のスペシャル武器その3。鬼太郎が普段から履いている下駄で、飛ばして自由に操作することが出来る。鬼太郎の技では毛バリに次いでポピュラーな技で、毛バリよりも破壊力が高いとされる。本作では打ち出した後、十字キーで自由に操作することが出来る。取得時にはストックが4増え、さらに一定時間無敵となる。
 
火炎  
本作のスペシャル武器その4。鬼太郎体内の原子炉(妖怪原子炉)を使用し、口から火炎放射を行う技。ただし口から炎を吐くという行為に悪役のイメージが強いからか、アニメ版では使用回数が少なく知名度は低い。本作では貫通力もあり、回転しながら飛ぶため、広範囲の敵を蹴散らすことが可能。また火炎の特性のため、雪ん子など一部の敵に特効があるが、一方で火炎系の敵には全く通用しないなど、ボス戦には不向きな面も。取得時にはストックが20増える。
 

鬼太郎を援護する仲間達

鬼太郎の理念に共感する正義妖怪たち。お馴染みの面々がフルキャストで登場し、様々な局面で鬼太郎を支援する。
画像 名前 解説
- ぬりかべ  
後述の”妖怪城”で呼び出せる仲間その1。敵の前に立ちはだかり通行を妨げたり、敵の攻撃から仲間を守る能力を持つほか、左官のコテで敵を自分の体の中に漆喰もろとも塗り込んでしまう技を使う。本作では妖怪城のボスの攻撃に対する弾よけになってくれる。呼び出すにはオカリナが1つ必要。
 
子泣き爺  
”妖怪城”で呼び出せる仲間その2。赤子のような出で立ちと鳴き声をしているが、体重を操作して抱きかかえた者を押し潰すとされる妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では鬼太郎の良き理解者で、敵にしがみついて体重で押し潰す闘法を使う。本作でもボスにしがみつき、相手の動きを止める。呼び出すにはオカリナが2つ必要で、ぬりかべを呼び出した後で呼ぶことが出来る。
 
砂かけ婆  
 ”妖怪城”で呼び出せる仲間その3。姿は見えず、砂を掛けてくるとされる伝承がある妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では様々な効果のある砂を用いた闘法を用いるほか、竜巻なども発生させることが出来る。本作では敵に砂を掛けることで、敵の攻撃を弱めてくれる。呼び出すにはオカリナが3つ必要で、前述のぬりかべ、子泣き爺を呼び出した後で呼ぶことが出来る。
 
- 一反木綿  
後述の”妖空魔境”で登場する仲間。どこからともなく飛んで来て人の顔に巻き付き、窒息させるとの伝承があるが、『ゲゲゲの鬼太郎』では正義妖怪として登場。伝承通りの攻撃を行うほか、鬼太郎などを背中に乗せて空を飛ぶことが可能。本作でも鬼太郎を背中に乗せて空中戦を繰り広げる。
 
- つるべ火  
妖怪画で有名な鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に登場する、火の玉の妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では炎で敵を焼き払うほか、照明としても活躍する。本作では後述の”妖炎魔境”でローソクに火を灯すための仲間として登場。
 

アイテムとして鬼太郎を支援する仲間達

鬼太郎の他の仲間たち。ある条件を満たすと登場し、取ることで鬼太郎に様々な効果を与えてくれる。(マイナス効果を与えるやつも若干含まれているが…)
画像 名前 得点 解説
目玉おやじ -
鬼太郎の父親が病死の際に自らの遺体の眼球に魂を宿らせて生き返った姿。非常に博識であり、敵妖怪との戦闘時に鬼太郎に的確なアドバイスをするほか、妖怪に対する様々なコネを持っており、閻魔大王とも旧知の仲という頼れる親父。隻眼である鬼太郎のもう一つの目として大活躍する。本作では各魔境のある地点でBボタンを押すと毛目玉と共に出現し、取ると1UPする。
 
毛目玉 500点
(倒す)
 
妖怪城の2面のボス”髪さま”の部下で、目玉おやじに毛が生えたような風貌をしている妖怪。本作では各魔境のある地点でBボタンを押すと目玉おやじと共に出現するが、取ると鬼太郎の残数が1減ってしまうマイナスアイテム。目玉おやじと密着している場合もあり、対処に困ることも。なお、本キャラクターとは別に鬼太郎の叔父にあたる「毛目玉」も存在し、そちらは目玉おやじと共に闘ったことも。
 
カラス 1000点  
『化けガラス』という巨大なカラスの姿をした妖怪で、鬼太郎軍団の連絡役として活躍するほか、戦闘時にはカラスを率いて闘う。本作では妖奇魔境・妖空魔境のある一定の地点を通過すると出現し、取ると魔境の出口のうち、正しい出口を教えてくれる。
  
座敷童子 1000点  
東北地方の伝承にも登場する、住み着いた家を栄えさせる子供の妖怪。本作では妖界魔境・妖炎魔境のある一定の地点を通過すると出現し、取ると魔境の出口のうち、正しい出口を教えてくれる。出現時には動かないため、カラスと比べ取りやすい。
 
呼ぶ子 2000点  
伝承では”やまびこ”が妖怪化した姿。木霊(こだま)とも。『ゲゲゲの鬼太郎』では、音を操る妖怪として登場し、音波攻撃を行うほか、あの世にも声が届くなど、情報伝達系の妖術を使う。本作では妖炎魔境を除く各魔境でBボタンを20回押すと出現し、取ると鬼太郎のスピードがアップする(ちなみに25回押すと消える)。これは彼の得意とする「若返りマッサージ」の効果によるもの。
  
油すまし 5000点
熊本県に伝承のある、謎の妖怪。何者なのかも良く解っていないが、油瓶をぶらさげた姿で目撃されるとか。『ゲゲゲの鬼太郎』では、鬼太郎と仲間が住む「ゲゲゲの森」の村長で、目玉おやじに次ぐブレーンとして活躍。敵の術を破ったり、逆用する術を操る。本作では妖奇魔境の”お堂”と”川辺”ステージで、リモコンげたで敵を倒すと出現し、取ると5000点が入るほか、取らなくても一定時間で取ったことになり5000点が手に入る。さすがは村長。
 
シーサー 5000点  
沖縄県に伝承のある、魔除けの効果があるとされる獅子の霊獣。屋根の上や門の前に石造として飾られていることが多い。『ゲゲゲの鬼太郎』では、何体かのシーサーが登場しており、本作で登場するのはアニメ三作目の、鬼太郎を尊敬する子供のシーサーと考えられる。妖界魔境でリモコンげたで敵を倒すと出現し、油すましと同じく取っても取らなくても5000点。
 
猫娘 5000点  
普段は普通の少女だが、魚やネズミを目の前にすると目の色が変わり狂暴化するという、猫の要素を併せ持つ妖怪。後述のねずみ男と同じく半妖怪だが、その性質からねずみ男には滅法強い。鬼太郎のガールフレンドでもあり、アニメ5作目であり得ないレベルで滅茶苦茶に美化されたことでも有名。本作では妖怪地獄で手下妖怪を30体倒すと出現し、触れると5000点貰えるが蹴り飛ばされる。なお蹴り飛ばされたあとにもう一度触れることで、何度でも5000点を貰うことが可能。
  
天童夢子 -  
『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメ第三作目にのみ登場するヒロインで、人間の少女。鬼太郎にピンチを救われた後はゲゲゲの森に出入りし、行動を共にした。本作では妖怪地獄で手下妖怪を30体倒すことで出現し、取ると妖怪地獄を脱出できるため、敵の攻撃が激しい二週目以降のたんたん坊地獄などでは結構重宝する。ちなみに将来の夢は絵本作家らしいが、何を描くつもりなのか大方察しは付く。大儲け出来そうだな、夢子。
  

鬼太郎や仲間達の道具

原作に登場した妖怪道具が大半を占める。中には結構マニアックなものも。
画像 名前 得点 解説
たましい 80点
(撃破時
100点)
 
妖奇魔境に登場する、妖怪に奪われた人間のたましい。妖奇魔境ではこのたましいを10個集めることになる。なお、撃破してもカウントされないが、撃破した時の方が得点が高いのには、妖怪の闇の部分を感じさせる。
 
オカリナ 500点  
正式名称『妖怪オカリナ』。『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメ第三作目より登場した鬼太郎の道具で、仲間を呼ぶことが出来るほか、剣や鞭などの武器としても使用可能。本作では各魔境における10個のノルマのうち9個を達成した時点で出現し、取ると妖怪城で仲間妖怪が呼べるようになる(ノルマを10個達成すると消滅する)。
 
水晶玉 1000点

2000点
(占い時)
 
正式名称『妖怪玉』。『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメ第三作目に登場した砂かけ婆のアイテムで、探す相手の妖気を辿り、居場所や現状を映し出す。本作では各面の魔境のどこかに隠されており、取得したのち鬼太郎の家で砂掛け婆に占ってもらうことで、妖怪城に入れるようになる重要アイテム。占い時に1000点が貰えるが、ひとつ目の魔境で見つた場合には占い時に2000点ボーナスが貰える。なお、魔境の10個のノルマのうち5個を達成した時点で出現し、取らない限り出口は登場しないため、取り損なう心配はない。
 
妖怪ポスト 500点  
鬼太郎宛ての手紙を投函することで、手紙が鬼太郎が妖怪から助けてくれるポスト。本作では各魔境でAボタンを10回押すと出現し、12回押すと消える得点アイテムとして登場。Aボタンはジャンプボタンであるため、取ろうとしてジャンプすると消えてしまうパターンが多い。妖空魔境では取りやすいが、そもそも妖空魔境でAボタンは不要であるため取り忘れることが多い。
 
○秘箱 1000点

5000点
 
本作のオリジナルアイテム。各魔境で2画面スクロールすることで出現。何回か触れることで取得出来、1000点、2000点、3000点、5000点のいずれかが手に入る。何度でも出せるので得点稼ぎにはもってこいだが、あまり走り回るとあっさり死ぬので注意したいところ。
 
古代の石臼 2000点  
古代より伝わる神聖な石臼で、右に回すとと来世、左に回ると前世に生まれ変わるという霊力を持つ。原作ではぬらりひょんを原始時代に封印した。本作では妖界魔境でちゃんちゃんこで敵を倒すと出現し、取ると2000点。
 
茶碗 2000点  
目玉おやじ用のミニサイズの風呂。目玉おやじは茶碗風呂に入るのを趣味としている。本作では妖空魔境の山地上空・氷山上空にてちゃんちゃんとで敵を倒すと出現し、取ると一定時間スピードアップする。爽快だが死亡率も上がるため、呼ぶ子と同じくちゃんちゃんこ・リモコンげた取得時の無敵状態と合わせて取るのがおススメ。
 
妖怪自動車 2000点  
妖怪御用達の自動車。プラモ化までされている。恐竜の頭蓋骨で出来ており、ヘッドライドは鬼火で、車輪はなんと本作の二面のボスである輪入道。本作では妖炎魔境にてちゃんちゃんこで敵を倒すと出現する得点アイテム。
  
妖怪眼鏡 500点  
かけると見えない妖怪が見えるようになるめがね。本作では妖空魔境の林上空・鍾乳洞にてちゃんちゃんこで敵を倒すと出現し、取るとぶるぶるが出現する。
 


敵の妖怪軍団

人間界を征服し妖怪の国をつくるために魔境を出現させた、悪の妖怪軍団。四つの魔境「妖奇魔境」「妖界魔境」「妖空魔境」「妖炎魔境」、四つの妖怪地獄「見上げ入道地獄」「赤舌地獄」「たんたん坊地獄」「バックベアード地獄」、そして八つの妖怪城と、様々な局面で鬼太郎に襲い掛かる。

妖奇魔境の敵妖怪

妖奇魔境のノルマは、たましいを10個集めること。敵の攻撃が最も少なく、魔境の中では最も簡単。ただ二週目以降、地面を走る敵は鬼のようなスピードになっているため、そこだけはかなり注意が必要。
画像 名前 得点 解説
- 土ころび 100点  
鳥取県に伝承される藁打ち槌に似た姿の妖怪で、山道を歩く人の足もとに転がって来て噛みつくとされる。ツチノコのモデルとも。『ゲゲゲの鬼太郎』では電気や石油などを吸い取って肥大化する、毛むくじゃら妖怪として登場した。本作では墓地・森で、地面を転がっている。簡単に倒せるが、走っていると交通事故よろしく出会い頭に当たるパターンが多発するため注意が必要。
 
- だるま 100点  
別名「おばけだるま」で、『ゲゲゲの鬼太郎』では手足の生えた姿で登場する悪い妖怪だが、本作では普段のだるまの姿で登場。お堂で、土ころびと同じく地面を転がっている。お堂では建物が多いため、地面に降りないようにして対処しよう。なお「だるま」の由来は、禅宗仏教で9年もの座禅の末に手足を失ったとされる達磨大師という人物。
  
- キムジナー 100点  
沖縄県の伝承に登場する樹木の精霊。『ゲゲゲの鬼太郎』では、木の上で群れをなし、口から火炎を吐く妖怪として登場。本作では川辺で、壁の上を走っている。土ころびやだるまと比べて走っている位置に接触しやすく、細心の注意が必要となる。
 

朱の盤 300点  
「しゅのぼん」と読む。会うと魂を抜かれるとされる妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』ではぬらりひょんの手下として登場する。真っ赤な顔、針のような髪と一本角が知られるが、本作ではなぜか真っ青な姿で登場。墓場に登場し、弾を上空から降らせ、左右から跳ねつつお盆のような形の弾を撃ってくる。冷静に対処すれば敵ではない。
 

のっぺらぼう 300点  
顔には目も鼻も口もない姿で、狐や狸が人間に化けたものされる伝承がある。『ゲゲゲの鬼太郎』では、他人の顔を食べる妖怪として登場。自分の顔に絵を描くことで他人に化けることも出来るなど、応用力の高さを見せたが、本作では朱の盤と同じ動きをする敵キャラになり下がった。お堂に登場。蕎麦屋を経営していたので、弾はやっぱりお盆だろうか。
 


まくらがえし 300点  
夜中に枕をひっくり返したり、頭と足の向きを変えるとされる妖怪(寝相が悪いだけだろ…)。『ゲゲゲの鬼太郎』では、夢を操り、夢の中で子供を食べる妖怪として登場。本作では川辺に登場し、弾の雨を降らせたのち上空から弾を撃ちながら飛んで鬼太郎に寄ってくる。なお彼が撃つ「ねむり砂」は、砂かけばばあから盗んだもの。
 


あまめはぎ 300点  
石川県の伝承に登場する、火鉢やたき火に長く当たっていると出来る火だこ(アマメ)をはぎ取るとされる妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』ではコマが得意な妖怪で、子供の足の裏の皮を剥いで食べる妖怪として登場、鬼太郎とコマ勝負を行った。本作では森に登場し、攻撃パターンはまくらがえしと同じ。ちなみに彼の頭にはキノコが生えているが、本作のドット絵でも見事に再現されている。
 
- 泥田坊 500点  
妖怪画で知られる鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』に登場する妖怪で、放蕩息子を怨む農民が妖怪化したものとされる。『ゲゲゲの鬼太郎』では開発で追いやられ、ヘドロに棲むことを強いられて狂暴化した田んぼの妖怪として登場する。本作では妖奇魔境で突然地面から伸びてくる。攻撃もせず動かないが、スペシャル武器でしか倒せない上に背が高く、通行の邪魔となる。
 

妖界魔境の敵妖怪

妖界魔境のノルマは敵を10体倒すこと。二週目以降など、面が進むにつれて大量の敵が襲ってくるようになるが、敵が増える分だけノルマ達成が早くなるわけで、面が進むほどに楽になる性質がある。
画像 名前 得点 解説
水虎 300点  
中国の文献に登場する、湖北省の川にいたとされる妖怪が日本に伝承され、河童と虎の性質を併せ持つ妖怪として認識された姿。『ゲゲゲの鬼太郎』では体が水状の妖怪であり、物理攻撃が一切通用しない敵として登場したが、本作では通常攻撃は普通に効くので安心して戦ってほしい。ススキガ原に登場し、冷凍竜巻を飛ばしてくる。
  
- 磯女 200点  
九州地方に伝承のある、上半身は美女だが下半身がぼやけた、または蛇のような体をもった女性の妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では子泣き爺と同じく、体重を自在に操る能力を持ち、進出自在の腕や強烈な吸引で相手を飲み込むなど、鬼太郎を苦しめた。本作では弾を出さない雑魚としてススキガ原に登場。
  
- のびあがり 200点  
愛媛県に伝承のある、見れば見るほど背丈が伸びるとされる妖怪。見る者の首を絞めたり、喉元にかみついたりするらしい。『ゲゲゲの鬼太郎』ではゲル状の妖怪として登場。吸血木なる木の芽を相手に植え付けて吸血木としてしまうほか、巨大な目で相手を催眠状態にする妖術を操った。本作ではススキガ原の画面左右から上下に揺れながら移動する。弾は出さない。
  
天邪鬼 200点
仏教にて人間の煩悩を表す象徴として、四天王に踏みつけられている悪鬼。『ゲゲゲの鬼太郎』では怪力の持ち主との設定が付け加えられており、本作でもススキガ原に登場し岩を投げて攻撃してくる。動きは遅い。
 

手の目 200点  
顔ではなく両の掌に目があるとされる妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では、浴びた人の手を自由に操る眼光を操る妖怪として登場。アニメ第三作目では破壊光線を扱い、本作でも屋敷に登場し、手から破壊光線を出して攻撃してくる。
  
- きつね火 100点  
伝承では人気のないところに突然現れるとされる人魂の一種だが、『ゲゲゲの鬼太郎』では絶大な妖力を誇る邪悪の権化である九尾の妖狐の一部とされる危険な妖怪。ただし本作では九尾の妖狐は登場せず、きつね火も屋敷にて画面を左右に横切るだけの雑魚となり下がった。
 
邪魅 300点  
中国に伝承される妖怪で、ユニークな妖怪というよりも害悪を司る象徴、山神の一種などという抽象的な存在で伝えられる。『ゲゲゲの鬼太郎』では、毒で人を惑わす妖怪として登場。本作でも屋敷に現れ、毒気を出して攻撃してくる。
  
ぬっぺらぼう 200点  
肉の塊で、顔の皺と肉の区別が付かない姿で描かれる妖怪。前述の”のっぺらぼう”とは似ているが別物。『ゲゲゲの鬼太郎』では歌を唄って若さを奪いとる妖怪として登場。本作でも屋敷にて若さを奪い取る”アリランの歌”の音符を飛ばして攻撃してくる。
 
ねずみ男 1000点  
『ゲゲゲの鬼太郎』にて、鬼太郎、目玉おやじと並んで有名なキャラクター。ネコ娘と同じく半妖怪。臭い息を吐く妖術を操るほか、金儲けに目が眩んですぐに悪い妖怪に加担したり、混乱の原因を作り出す(が、どうにも憎めないキャラ)。それだけに彼が鬼太郎と共闘する物語は大体胸が熱くなるのだが、本作では妖界魔境で動かず臭い息を連発するだけの敵キャラとなり下がった。ちなみに彼を倒しても妖界魔境のノルマとはならないが、1000点も貰えるので何気にお得である。
  
- ぬらりひょん 5000点  
元は岡山県などの伝承にある、海坊主の一種の妖怪とされたが、それが転じて忙しい時間帯にどこからともなく家に入ってきて家人のようにふるまう妖怪とされるようになった。『ゲゲゲの鬼太郎』では悪の妖怪軍団の首領とされ、あらゆる手を講じては鬼太郎を倒そうと目論む。本作では60秒以上その魔境に居座ると画面上部から出現する。楽に倒せる上に高得点なので是非倒しておきたい。
 

妖空魔境の敵妖怪

妖空魔境のノルマ自体は敵を10体倒すことで、妖界魔境と同じ。ただし一反木綿で空を飛ぶという点が異なり、出現する敵も強敵ばかり。特に毛羽毛現、大首、こうもりねこには毛バリがあまり効かないため、指鉄砲か火炎の連打で応戦したいところ。
画像 名前 得点 解説

- ペナンガラン 100点  
マレー半島などで伝承されている海外の吸血鬼。人間の首とその下は内臓という姿をしており、元は人間の女性。『ゲゲゲの鬼太郎』では人に寄生して操る妖怪として登場。本作では妖空魔境のすべてのステージに登場し、画面を素早く横切ってくる。弾は撃たないので上下に避け、去り際を狙おう。
  
毛羽毛現 500点  
妖怪画で有名な鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』に登場する、全身毛むくじゃらの妖怪。中国の秦に仕えた人物が仙人となった姿なのだとか。 『ゲゲゲの鬼太郎』では恐竜時代から存在している”毛”の妖怪として登場し、相手を恐竜に変えるという恐るべき妖術を操る。本作ではプテラノドンの背に乗って登場。周囲にもプテラノドンを引き連れており、毛バリをガードしつつ攻撃してくる。山地上空で出現。
 
かみなり 300点  
いわゆる雷神。俵屋宗達の屏風画「風神雷神図」で知られる雷を司る神様。『ゲゲゲの鬼太郎』では”電気妖怪”とされ、れっきとした妖怪として登場。鬼太郎と電気勝負を挑むが、鬼太郎最大の奥義である体内電気の前に敗れ去った。本作では空を浮遊しつつ八方向に雷を飛ばしてくる。弾をかわして毛バリで仕留めたい。山地上空と鍾乳洞で出現。
  
大首 500点  
空を舞う巨大な生首の妖怪。日本各地に伝承が残る。『ゲゲゲの鬼太郎』では縄文時代から存在し、人の魂を食べる妖怪として登場。骸骨と風を操ることができるため、その能力で後述の”骨女”を手下としている。本作では風の能力を操り、風でガードしながら攻撃してくる。指鉄砲でも一撃死しないことがあるので注意が必要。林上空と鍾乳洞で出現する。
  
魔女 300点  
中世ヨーロッパに存在するとされた、悪魔と契約して魔法を操るようになった女性。『ゲゲゲの鬼太郎』では西洋妖怪のひとりとして頻繁に登場し、あの一反木綿を殺害したことも。本作では鬼太郎と同じ高さまで飛び、カマを連続で投げてくる。毛バリで応戦したあと、カマをかわして対処。一反木綿のリベンジを果たそう。林上空で出現。
  
こうもりねこ 500点  
翼の生えた猫で、古くから世界中で目撃情報のあるUMA。『ゲゲゲの鬼太郎』ではアメリカ出身の妖怪で、妖怪の大統領選に敗れて来日する。本作では周囲に手下の吸血妖怪である”ウーストレル”を引き連れており、例によってこちらの攻撃を防御しつつ攻撃してくる。氷山上空で出現。
 
かまなり 300点  
釜の付喪神との伝承のある妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では、生気を吸い取る釜を操り、鬼太郎の妖力をすべて奪い取り鬼太郎になりすました。本作では、大事な釜を容赦なく投げまくってくる。魔女と同じ動きをするので、対処も同じ。氷山上空で出現する。
 
- ぶるぶる 5000点  
伝承では、人が怖がった時に全身の毛が逆立ったような感覚に陥らせる妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では人を凍えさせる妖怪として登場。その姿は妖怪めがねでしか見えず、ちゃんちゃんこでしか捕らえられなかった。本作でも妖怪めがねを取る事で出現する隠れ敵キャラ。山地上空と鍾乳洞で出現する。
  

妖炎魔境の敵妖怪

妖炎魔境のノルマはつるべ火を誘導してロウソク10本に火を灯すことであり、すべての魔境の中で最も面倒くさい。敵も多いほか、落とし穴などもあるため出来る限り避けたい魔境だ。
画像 名前 得点 解説
- ガイコツ 200点  
ヨーロッパの伝承『スケルトン』として有名な、かりそめの命を与えられた白骨。『ゲゲゲの鬼太郎』でも様々な形で登場している。本作ではしゃれこうべ谷に登場。弾を出さず、愚直に追いかけてくる雑魚。なお、水木しげるの骸骨妖怪で最も有名なのは巨大な骸骨の妖怪”がしゃどくろ”だが、大きさが合わない。
 
- 白山坊 300点  
『ゲゲゲの鬼太郎』のオリジナル妖怪で、100年以上生きた古狐が妖怪と化したもの。人に幸せを与える代わりに娘が16歳になったら貰うといった交渉を持ち掛け、人を幸せにするが娘が16歳になっていざ頂こうと思ったら鬼太郎に阻止されるというパターン。そりゃないよな。本作はしゃれこうべ谷に登場するが、弾を撃たないのでやっぱり鬼太郎に蹂躙される運命。
 
 
蛟竜 200点  
中国の伝承に登場する、成長過程にある竜。『ゲゲゲの鬼太郎』では日本制服を企む八百八狸が送り込んだ妖怪。毒ガスやしんきろうを作り出すことが出来る。本作ではしゃれこうべ谷に出現し、出現地点から動かずしんきろう光線を放って攻撃してくる。
 
 
 
バックベアード
(小)
200点  
アメリカの妖怪と、日本国内で有名な妖怪(アメリカ人にはなじみが無い)。『ゲゲゲの鬼太郎』では西洋妖怪の親玉として登場し、その1つ目で相手をにらみつけることで催眠を掛けることができるほか、破壊光線も発射できる。本来かなり大きな妖怪で、後述で巨大なバージョンが登場する。なお、本妖怪の伝承はなく、『ゲゲゲの鬼太郎』オリジナルのようだ。本作ではしゃれこうべ谷に登場し、にらみ光線を地面に平行に連打してくる。
 
 
- さざえ鬼 200点  
巨大なサザエが妖怪化したもので、サザエよろしく海辺に伝承が残る。『ゲゲゲの鬼太郎』では300年生きたサザエが妖怪化したもので、自由に姿を変化させ、鬼太郎を食べようと画策する。舌の先にある目が本体だが、本作のグラフィックでもそれが再現されている。本作では土蔵に登場する雑魚。弾は撃たない。
 
 
 
皿小僧 300点  
『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する、350年生きた”河童”。かなり高い妖力を持ち、得意技は頭から皿を飛ばして攻撃すること。本作では土蔵に出現し、原作と同じく皿を飛ばして攻撃してくる。
 
 
- おどろおどろ 200点  
様々な妖怪画に描かれる、正体不明の長い髪の妖怪。 『ゲゲゲの鬼太郎』では、 毛生え薬の副作用で妖怪化し、人の生き血を吸うようになった人間として登場する。本作では土蔵に登場し、のびあがりと似た動きをする。弾は撃たない。
 
 
 
うぶめ 200点  
姑獲鳥。中国の伝承に登場する、子供をさらって自分の子とする鳥の姿をした鬼神。毛を脱ぐと女性の姿となるらしい。『ゲゲゲの鬼太郎』では、女性が巨大な鳥に化けた妖怪として登場。赤子返りの術を使い、相手の精神を赤ん坊にしてしまう妖術を操る。赤子をさらうのは伝承通り。本作では土蔵に出現し、おどろおどろ、のびあがりと同じ動きをするが、コイツは溶岩のフンの弾を飛ばしてくるため、放っておくとかなり厳しい。見つけたらすぐに倒しておきたい。
 
 
- ぬらりひょん 5000点  
妖界魔境に続き、妖炎魔境にも登場。60秒以上その魔境に居座ると画面上部から出現する。『ゲゲゲの鬼太郎』では妖怪軍団の首領とされているが、実際にはそのような伝承はなく、水木しげるの創作だとか。
 

魔境全般に出現する敵

各魔境で3分経過すると画面右上から現れ、鬼太郎を追いかけてくる。永久パターン防止のための無敵キャラ。
画像 名前 得点 解説
 
- 目目連 -  
妖怪画で有名な鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』に登場する、障子の格子一つ一つに現れる目の妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では、他人に憑依する能力を持つ妖怪として登場。弾は撃たないが、一切の攻撃が通用しないため、逃げるためには魔境を脱出するしかない。
  


妖怪地獄の敵妖怪(ザコ)

各魔境で10のノルマをクリアすると、正しい出口と間違った出口の2つが出現するが、間違った出口を選ぶと、ランダムで四つの妖怪地獄に落ちてしまう。クリアするためには地獄の最上部に居るボスを倒すか、前述の天童夢子を取る必要がある。
画像 名前 得点 解説
- 団三郎狸 100点  
新潟県佐渡島の伝承に登場する、タヌキの棟梁。佐渡にキツネが居ないのは彼が追い出したからだと言われる。『ゲゲゲの鬼太郎』では四国に封印されていた八百八狸の一匹。本作では佐渡つながりで、妖怪地獄のひとつ『見上げ入道地獄』に登場する。弾を撃たないが、突然上から降ってくるのでこんな敵でも十分脅威になり得る。
 
見上げ入道
(ミニ)
300点  
新潟県佐渡島の伝承がある、見上げる度に巨大化するとされる妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では、空気を食べて巨大化する妖怪として登場した。本作では妖怪地獄のひとつ『見上げ入道地獄』に2週目から登場し、超小型の見上げ入道を出して攻撃してくる。
 
- しゃれこうべ 100点  
妖怪地獄のひとつ『赤舌地獄』に登場する空飛ぶ髑髏。
上下に揺れながら左右を往復するように飛ぶ。弾は撃たないので比較的対処しやすい敵。後述の『骨女』と、骨つながりで登場したものと考えられる。
 
骨女 300点  
妖怪画で有名な鳥山石燕の画集『今昔画図続百鬼』に登場する妖怪。美女に化けて男性と情事を行う、骸骨姿の女性の死霊とされる。『ゲゲゲの鬼太郎』では高い交渉術を持ち、姿を美女に変えることが出来る妖怪として登場。体を骨に分解して投げることも出来る。ネズミ男に恋をしたことも。赤舌の部下として登場したこともあるため、本作では妖怪地獄のひとつ『赤舌地獄』に登場、骨を投げて攻撃してくる。
  
- 二口女 100点  
江戸時代の奇談集『絵本百物語』に登場する、後頭部にも口がある女性の妖怪。髪の毛を手のように使い、後頭部の口から食べ物を食べるとか。『ゲゲゲの鬼太郎』では蛇の髪で敵を捕らえ、後頭部の口から食べる妖怪として登場した。原作ではたんたん坊が根城としている”妖怪城”に登場するためか、本作では妖怪地獄のひとつ『たんたん坊地獄』に登場する。よく見るとビキニ姿で、なかなかセクシーである。弾は撃たない。
 
かまいたち 300点  
日本中に伝承のある、人を切る風の妖怪。鎌を持ったイタチの姿で描かれることが多いが、『ゲゲゲの鬼太郎』では口の尖った男性の姿で登場。両手の鎌で攻撃するほか、風を操ることも。本作では鎌を投げて攻撃してくる。二口女と同じく”妖怪城”繋がりで、妖怪地獄のひとつ『たんたん坊地獄』に登場。
 
- フランケン
シュタイン
100点  
イギリスの小説家メアリー・シェリーを原作とする同名の小説に登場する人造人間。『ゲゲゲの鬼太郎』では西洋妖怪の一人として登場し、怪力が武器。本作では西洋妖怪の繋がりで、妖怪地獄のひとつ『バックベアード地獄』に登場。弾は撃たない。なお、”フランケンシュタイン”は怪物の名前ではなく、怪物を作った科学者の名前。
  
- 狼男 200点  
ヨーロッパなどで伝承される、半分狼・半分人間の姿の怪人。高い身体能力を持ち、普段は人間の姿をしているが、満月の夜に変身するとされる。『ゲゲゲの鬼太郎』ではほぼ伝承通りの姿・能力で、西洋妖怪の一人として登場。本作では妖怪地獄のひとつ『バックベアード地獄』に登場。弾は撃たない。
 


妖怪地獄の敵妖怪(ボス)

各妖怪地獄の頂上に待ち受けるボスたち。いずれも原作では大妖怪として恐れられたものばかり。ファミコン時代中盤の時代に、巨大妖怪の持つ迫力がこれだけ再現されていたことは驚愕の一言。
画像 名前 解説
見上げ入道  
妖怪地獄のひとつ『見上げ入道地獄』のボスで。前述の『見上げ入道(ミニ)』が、巨大化した姿か。『ゲゲゲの鬼太郎』では、吐息を炎や糸に変えて攻撃するが、本作でも吐息で攻撃してくる。一つ目に毛バリを当てるとクリアとなる。
 
赤舌  
妖怪地獄のひとつ『赤舌地獄』のボス。妖怪画で有名な鳥山石燕の画集『画図百鬼夜行 前編 風』に登場する、毛深い体と爪、大きな舌が特徴的な妖怪。『ゲゲゲの鬼太郎』では身体能力の高い、巨大な妖怪として登場。本作でも赤い舌を飛ばして攻撃してくる。倒すには両目の2か所への攻撃が必要。
 
たんたん坊  
妖怪地獄のひとつ『たんたん坊地獄』のボス。日本中に伝承のある大入道に着想を得て、水木しげるが創作した妖怪『おおかむろ』がアレンジされ、『ゲゲゲの鬼太郎』に登場した姿。首から上だけの姿で、タンを飛ばして攻撃する。倒すには両目と鼻の3か所への攻撃が必要。原作では妖怪城のリーダとして登場しており、二口女やかまいたちは彼の部下同然の扱い。
 
バックベアード  
妖怪地獄のひとつ『バックベアード地獄』のボス。妖炎魔境に登場したバックベアードの本来の姿。その圧倒的な存在感は、ファミコン時代ですでに再現されていたことに驚く。近年、2ちゃんねるなどで『このロリコンどもめ!』と叫ぶベアード様の姿が創作されている。一つ目に毛バリを当てれば倒せるが、見上げ入道と異なり瞬きをするため、なかなか攻撃が当たらない。
 


妖怪城のボス妖怪

各面のボス妖怪。妖怪城で待ち受けている。闘うためには魔境のどこかで出現する水晶玉を集めて、鬼太郎の家で砂かけばばあに占ってもらう必要がある。
画像 名前 解説

吸血鬼
エリート(弟)
 
1面のボス。水木しげる創作の吸血鬼で、手に持ったギターから催眠音楽を使用する。催眠音楽は攻撃に使用するほか、吸血コウモリも操る事が可能。本作でも上空に吸血コウモリを従えつつ、自身も全身しながら催眠音楽の音符を放ってくる。ちゃんちゃんこが特効で、逆にリモコンげたは通用しないなどの得手不得手が存在するが、ぬりかべを呼び出して毛バリを連打するのが最も早い。
 
髪さま  
2面のボス。鏡(八咫鏡)から神通力を得ている髪の毛の妖怪で、人間や妖怪の髪を奪う能力を持つ。本作では鏡の周りを髪の毛が回転して防御しつつ上空を飛行、髪の毛を飛ばして攻撃してくる。ジャンプしないと攻撃が当たらないほか、髪の毛が邪魔で毛バリがあたりにくい。スペシャル武器はリモコンげた、火炎が有効で、ちゃんちゃんこは効かない。ぬりかべは呼んでもあまり意味がなく、最も良いのは砂かけばばあ。火炎を連打して倒すのが最も簡単。
 
雪ん子  
3面のボス。東北地方に伝承の残る”雪女”の子供。雪の精とされることも。『ゲゲゲの鬼太郎』では吐息で人を凍らせ、たましいを喰う少女の妖怪として登場。本作ではゆっくりとジャンプし、冷凍光線で攻撃してくるほか、一度倒すと冷凍妖怪の本性を現し、巨人化して復活する。巨人化した状態は体力は低いがスピードが上がっており危険。攻撃はやはり火炎が有効なので、一気に連打してケリを付けたい。ちゃんちゃんこもよく効くが、リモコンげたは通用しない。
 
 


悪魔
べリアル
 
聖書に登場する、天使の姿をしているとされる大悪魔。『ゲゲゲの鬼太郎』では老人の西洋悪魔として登場、体のパーツを分散させて飛行させたり、他の妖怪の妖力を奪う能力を持つ。本作では魔法の玉を撃ってくるほか、倒した直後に体を分散させて最後の攻撃をしてくる。動きは吸血鬼エリート(弟)と同じなので、毛バリ連打をしたのち、倒した直後に飛んでくる体のパーツをジャンプで良ければOK。リモコンげた、指鉄砲が特効で、逆にちゃんちゃんこは無効という特性を持つが、毛バリだけで十分対処が可能。
 
吸血鬼
エリート(兄)
 
5面のボス。1面に現れた吸血鬼エリートの兄らしい。攻撃方法は弟と同じだが、コイツへ毛バリを撃つと軌道が下に落ちてしまい当たらない。対処はやっぱりぬりかべを呼び、スペシャル武器を使用する。ちゃんちゃんこ、リモコンげたが特効だが、指鉄砲を連打したほうが早い。スペシャル武器が無い場合はジャンプして無理矢理毛バリを当てる闘い方も。ちなみに正体は大型の吸血コウモリ。
 
輪入道  
6面のボス。妖怪画で有名な鳥山石燕の画集『今昔画図続百鬼』に登場する、炎をまとった車輪の中央に顔がついた妖怪。通り過ぎた人の魂を奪うとされる。『ゲゲゲの鬼太郎』では炎を操り、口から相手をダイヤモンドに変化させる炭素化光線を吐く。妖怪自動車の車輪だったりする。本作では周囲に炎をまとい、空を飛びながら炎で攻撃をしてくる。2面のボスの髪さまと同じ動きだが、髪さまとは異なり火炎攻撃を加えると体力が回復するので注意が必要。特効はリモコンげたとちゃんちゃんこだが、連打が効かないので、指鉄砲を連打した方が楽。
 
日照り神  
7面のボス。旱魃(かんばつ)をもたらす片手片足の神。妖怪画で有名な鳥山石燕の画集『画図百鬼夜行』にも登場している。『ゲゲゲの鬼太郎』では一つ目の猿の姿で描かれ、口から火炎を吐く。本作でもジャンプしながら火炎を吐いて攻撃してくる。動きは3面のボスの雪ん子と同じだが、火炎攻撃を行うと体力を回復するので注意。ちゃんちゃんこも通用しない。特効はリモコンげたと指鉄砲。倒すとパワーアップして動きが早くなるが、体力は少ないため指鉄砲の連打が最も楽な戦い方となる。
 

ほうこう  
 8面のボス。中国の伝承に登場する木の精霊で、人面犬のような姿をしている。『ゲゲゲの鬼太郎』では縄文杉の妖怪として、”なまはげ”のような姿で登場。鬼太郎を好物の漬物にしようとした。火・水・地・風の四つの力を操る力を持つ。本作ではべリアルと同じ動きで、倒した直後に体が分裂して最後の攻撃をしてくるところも一緒。ただ、4秒ごとに体が変化(火⇒水⇒地⇒風)し、その都度弱点が変化する特性をもつ。各状態での特効、無効は以下の通り。

・火(最初) 特効:ゲタ、指鉄砲 無効:ちゃんこ、火炎
・水(4秒後) 特効:ちゃんこ、火炎 無効:ゲタ、指鉄砲 
・地(8秒後) 特効:ゲタ、火炎 無効:ちゃんこ、指鉄砲
・風(12秒後) 特効:ちゃんこ、指鉄砲 無効:ゲタ、火炎

※以後ループ

なお、こんな表は完全無視して毛バリを連打し、弾が飛んで来たらジャンプでかわすだけで楽勝なので、実際には全く活かされていない特性だったりする。ラスボスにしては呆気ない。。