ボンバーマン(BOMBER MAN)

敵を爆弾で吹き飛ばす!ハドソンの代表作


PC-8801用パソコンゲーム『爆弾男』をリメイクし、ファミコンに移植したもの。誰でも手軽にプレイできる単純なシステムでありながら、敵を爆弾で吹き飛ばす爽快感と、高い火力だと却って自滅しかねないというゲーム性が大ヒットした。後に様々なハードで続編が制作され、アニメ化までされた。”桃太郎電鉄”と並ぶハドソンのキラーコンテンツのひとつ。


発売日 :1985年12月20日
ジャンル :アクション
発売元 :ハドソン

キャラクター

主人公(プレイヤーキャラ)

画像 名前 解説
 

ボンバーマン  
バンゲリング帝国の地下迷宮で爆弾を製造する仕事をしていた作業用ロボット。地上に脱出すれば人間になれるという噂を聞き、地上への脱出すべく、地下迷宮を爆弾で乗り越えていく。

・・・と、現在のコミカルなボンバーマンとは一線を画す、ストイックなストーリだが、ボンバーマン2以降はコミカルなストーリーに変えられ、この設定は無かったことにされている。笑いながら爆破した方が楽しいからね
  
 

ロードランナー  
ボンバーマンの全50面をクリアし、地下迷宮を脱出するとボンバーマンが変身する人間。ロードランナーの主人公は実はボンバーマンだった、というオチなのだが、現在ではロードランナーよりボンバーマンの方が知名度が高くなってしまい、この話も丸ごと無かったことにされている。いい話なんだけどな…。
  
 

爆弾  
ボンバーマンの唯一無二の武器。設置してしばらくすると爆発し、十字方向に爆風を発生させる。爆弾を爆風に当てることで誘爆も可能だが、爆風にあたるとボンバーマン自身も命はない…というロマンが詰まった兵器。
  

障害物・アイテム

ハドソンお得意の隠しキャラが満載なほか、とあるバグを利用することで出現する特殊なキャラも。
画像 名前 得点 登場面 解説
 

0点  
障害物。爆弾で破壊可能であり、各ステージの壁のどこかに扉と後述の”パネル”が隠されているので、ガンガン壊すべし。火力が上がってくると壁を一気に破壊するのが爽快になってくる。
  
 

ブロック ---  
障害物。1マス置きに整列して置かれ、破壊不可能のため、爆風避けに使える。ブロックが整列して配置されるスタイルは、シリーズ全般を通して統一。ファミコンでボンバーマンはすでに完成していた!
 
 

0点  
各エリアの壁のどこかにある出口。エリア内の全ての敵を倒したのちに扉に入ることでクリアとなる。扉に爆風を当てると、そのエリアに出現するパネルに応じた敵が大量に出てくるので注意。
 
 

火力 1,000点 1,7,15,27,38  
取ると爆風が1マス長くなるパネル。戦力アップとなるが身の危険も増えるため、敢えて火力を上げない戦法もアリ。逆に、周回を経て16個取ると火力が最弱になるので注意。爆破するとオニールが出現。
 
 

爆弾 1,000点 2,5,6,11,12,17,
19,23,28,32
 
取ると一度に置ける爆弾の数が1増えるパネル。最大10個まで。火力と異なり、こちらは身の危険が増えることは無いので積極的に入手したい。爆破するとバロムが出現。
 
 

リモコン 1,000点 3,8,13,20,22,
24,29,33,37,
41,44,48
 
取ると爆弾がBボタンを押すことで自由なタイミングで爆破できるようになるパネル。設置した爆弾の上に乗るだけで敵は手出しできなくなるため、戦略上かなり重要なアイテム。死ぬと効果が無くなる。爆破するとコンドリアが出現。
  
 

ブーツ 1,000点 4  
取るとボンバーマンの移動速度が速くなるパネル。かなり重要なアイテムだが、エリア4にしか存在せず、しかも死ぬと効果が切れるので、かなり貴重。爆破するとダルが出現。
  
 

爆弾通過 1,000点 9,14,18,21,25,
35,43,47
 
取ると爆弾の上を歩けるようになるパネル。これとリモコンを組み合わせることで、敵の脅威はかなり軽減される。死ぬと効果が無くなる。爆破するとオバピーが出現。
  
 

壁通過 1,000点 10,16,31,39,
42,46
 
取ると壁の上を歩けるようになるパネル。敵に追われた際に壁に逃げ込む事で死亡率を下げることが出来るが、壁をすり抜けられる敵もいるため注意。死ぬと効果が無くなる。爆破するとミンボーが出現。
  
 

火炎バリア 1,000点 30,36,49  
取ると爆風で死ななくなる。爆風の上に爆弾を置いて誘爆させる戦術を採ればほぼ無敵。死ぬと効果が無くなる。爆破するとパースが出現。
 
 

パーフェクト
マン
1,000点 26,34,40,45,
50
 
取ると30秒間無敵になり、敵に触れても死ななくなる。ただし前述の火炎バリアと異なり時間制限があるため使いにくい。破壊するとポンタンが出現する。
  
 

Bパネル 10,000点 6,8,14,22,24,
30,32,38,40,
46,48
 
敵を一匹も倒さずに扉の上を通過すると出現する隠れキャラ。元ネタはスターフォースのBパネル。
  
 

ゴーデス 20,000点 1,7,9,15,17,
23,25,31,33,
39,41,47,49
 
敵を全滅させた後、ステージの外周を回ると出現する隠れキャラ。元ネタはスターフォースの「クレオパトラ」で、本来は100万点ボーナスのはずだが、本作では2万点にパワーダウン。
  
 

コーラ 30,000点 4,12,20,28,
36,44
 
敵を全滅させる前に扉の上を通過し、そのまま十字キーを押しっぱなしにしていると出現する隠れキャラ。「C」と書いてコーラとする強引さが清々しい。色からしてペプシだろうか?
  
 

ファミコン 500,000点 3,11,19,27,
35,43
 
敵を全滅させた後、爆弾を256個爆発させると出現する隠れキャラ。火炎バリアを使って誘爆しまくるとすぐに出すことが出来るが、それ以外の方法だと出すのは困難。
 
 

中本さん 10,000,000点 2,10,18,26,
34,42,50
 
壁を爆破せずに敵を全滅させると出現する隠れキャラ。火力が強すぎたり、壁の中に敵が埋もれていた場合には出現を断念せざるを得ない。モデルは本作のプログラマーの中本伸一氏その人。
 
 

デゼニマン 20,000,000点 5,13,21,29,
37,45
 
敵を倒さずに壁をすべて破壊し、さらに扉に爆風を三回当てると出現する隠れキャラ。なんと2000万点も手に入り、他の得点がアホらしくなる。元ネタはハドソンのアドベンチャーゲーム「デゼニワールド」の主人公。高橋名人がモデルとの話も。
  
 

レンガ --- 51  
エリア50をクリアしたのち、エンディング(エリア51)でボンバーマンが歩いている地面。「ロードランナー」のレンガの色をしているが、デモ画面であるため、ロードランナーよろしく掘ったりすることは出来ない。
  
 

赤い爆弾 1,000点 0  
パスワードで『BABABABABABABABABABA』と入力すると行ける、エリア0の壁のいずれかを破壊すると出現するアイテム。取ると1000点ボーナス。エリア0はポンタン以外の敵が総動員で襲ってくる一方、こちらの火力は最弱なので苦戦を強いられる。腕試しにはちょうど良いステージか。
   
 

黒ボン --- 52他  
DOJLBKFMENCBOLIFPEKC』などのバグパスワードで行くことが出来るエリアで、扉やアイテムを爆破すると出現するキャラ。バグとはいえ、後のシリーズで頻繁に登場する黒ボンが本作のプログラム存在していたことは驚き。
 

敵キャラクター

後の作品ではお目に掛かれない、個性的でコミカルなキャラクターたち。得点は単体で倒したときのもので、まとめて倒せば得点が上がる。
画像 名前 得点 解説
 

バロム 100点  
最弱キャラ。こちらを積極的に狙うでもなく、フワフワとそこいらを動いているだけで、脅威とはならない。
  
 

オニール 200点  
バロムよりも素早く、しかもこちらを狙って行動してくる。動きが読みやすいので先読みで対処しよう。
  
 

ダル 400点  
動きは早いが、同じ方向を行ったり来たりすることが多いため、コイツも動きが読みやすい。
  
 

ミンボー 800点  
ダルとオニールの中間的キャラ。ダルと同じ速さで、しかもある程度こちらを狙ってくるので注意が必要。
  
 

コンドリア 1000点  
動きは遅いが、壁をすり抜けてくるので注意。まっすぐこちらに向かってくる。
  
 

オバピー 2000点  
コンドリアと同じく壁をすり抜けてくる。ミンボーと同じ速さだが、あまりこちらを狙ってこないので、対処はさほど困難ではない。
  
 

パース 4000点  
高速で追い詰めてくる敵。狙われるとかなり厄介。
  
 

ポンタン 8000点  
本作最強の敵。ゲーム終盤のほか、タイムが0になっても出現する。パースと同じ速度で追い詰めてくるが、こちらは壁もすり抜けるため対処が難しい。高得点でもあるため、「パーフェクトマン」が出現するエリアの扉を破壊し、まとめて出たところを倒して200万点余りを稼ぐ荒業もアリ。