桃太郎伝説

敵は"鬼"!ハドソンが生んだ秀作RPG


ハドソンが1987年に発売したファミコンソフト三部作「マル超シリーズ」の第三作目で、おとぎ話である『桃太郎』を題材にした時代劇風ロールプレイングゲーム。マル超シリーズの一作目「ボンバーキング」、二作目「ファザナドゥ」は所謂クソゲーのレッテルを貼られることが多いが、本作は監督にさくまあきら、イラストは土居孝幸、音楽をサザンオールスターズ関口和之という強力タッグで製作。ドラゴンクエストに近いシステムを取り入れながら、和風の呼び名や ギャグ要素が高いなど、完全な差別化が図られている。評価は高く続編も多く製作され、本作のスピンオフがあの有名な『桃太郎電鉄』となった。


発売日 : 1987年10月26日
販売 : ハドソン
ジャンル : RPG

桃太郎一行とその家族

画像  名前  解説
 
桃太郎 
言わず知れた本作の主人公。桃から生まれて、イヌ・サル・キジを吉備団子でお供に付け、鬼ヶ島へ鬼退治に出て財宝を持ち帰る伝承が有名。本作でも同様に、若干6歳旅立ち、仙人から術を習ったりお供を仲間にしながら、最終的に閻魔大王と対決するという荒業をやってのける。ハドソンの桃太郎と言えば、姉妹作「桃太郎電鉄」シリーズで車掌の恰好をしている姿のほうが有名であり、鬼退治の出で立ちを見るほうが少ないかも。
 
 
イヌ 
桃太郎のお供その1。「はなさかじいさん」のおとぎ話に出てくるポチの末裔らしく、はなさかのむらで桃太郎が来るのを待っている。仲間にすると桃太郎の攻撃力が15、守備力は5上昇し、今後は戦闘時に攻撃支援を受けられるようになる。イヌの特殊能力は「他の仲間を探す」ことで、怪しい場所で犬に命令すると仲間が近くに居ないか教えてくれるが、普通にプレイしてれば仲間は揃うため、全く使わない。
 
 
キジ 
桃太郎のお供その2。鬼に捕まったのか、孤島のつづらの中に入っている。仲間にすると桃太郎の攻撃力が5、守備力は15上昇し、イヌ同様に戦闘時の攻撃支援を受けられるようになる。キジの特殊能力は「宝物を探す」ことで、怪しい場所でキジに命令すると宝物が近くにあるかどうかを教えてくれる。宝物は結構わかりにくい場所に隠されていたりするため、攻略サイトが無かった当時なら、ちょっと使った能力かも。
 
 
サル 
桃太郎のお供その3。サルカニの村と愛と勇気の国を結ぶ船の船頭をしていたが、鬼に捕まり木に縛られている。仲間にすると桃太郎の攻撃力が10、守備力は10上昇し、他のお供と同様に戦闘時に攻撃支援を受けられるようになる。サルの特殊能力は「船を動かす」ことで、サルがいなければ愛と勇気の国に行けない。おとぎ話「さるかに合戦」のサルが改心した姿がモデルか。
 
 
おじいさん  桃太郎のおじいさん。芝刈りを生業としており、桃太郎を育てる。桃を食べるときにナイフとフォークを用意したり、桃太郎が鬼ヶ島へ旅立つ際にはケーキを食べていたりと、英国カブレが目立つ。
 
おばあさん  桃太郎のおばあさん。川で洗濯している時に大きな桃を見つけて家に持ち帰り、桃から桃太郎が生まれたのちは桃太郎を育てた。ちなみに川で洗濯をする際には電動洗濯機を使用している。おとぎ話も近代化しているのだろうか。。

桃太郎を待ち受けるおとぎ話の仲間達

日本古来の伝承やおとぎ話をモチーフにしたキャラクターがこれでもかと散りばめられており、ギャグ要素が相まってなんとも 味わい深い。
画像  名前  原作  解説
ネズミ  おむすび
ころりん 

「おむすびころりん」で、おむすびを転がしたおじいさんをもてなしたネズミ。とある場所でおにぎりを転がすことで見つかる洞穴の中で桃太郎を待っており、『5つの宝物をかぐやひめの元に持っていくと鬼ヶ島への道が開ける』とのアドバイスと、おにぎりを二つくれる。出会わなくてもクリア可能だが、ネズミのグラフィックはここでしか見れないので、記念に出会っておこう。
 
はなさか
じいさん 
花さか爺さん 
「枯れ木に花を咲かせましょう」の名文句で有名なおとぎ話のおじいさん。はなさかの村でイヌと共に住んでいたが、ゲーム開始時点ですでに閻魔大王に捕らえられており、爺さんに化けた銀の鬼が村中の桜を枯らしてしまっている。桃太郎が銀の鬼を倒すと枯れ木に花が咲く。その後閻魔大王を倒したのちに、エンディングで桃太郎と初めて対面した。ちなみに元のおとぎ話では大事に育てたポチが財宝を見つけたり、ポチの墓から生えた木で作った臼で餅をつくと財宝がでたり、臼を焼いて出来た灰で枯れ木に花を咲かせたりと、三度の奇跡を起こすが、隣の強欲夫婦にポチを拉致された後に殺害され、臼は燃やされ、灰は取り上げられと散々な目に遭っている。ブチ切れて鍬で夫婦の脳天カチ割ってやればよかったのに…
 
きんたろう  金太郎 
おとぎ話に登場する怪童で、本名は坂田金時。まさかりを担ぎ、足柄山で熊と相撲をとるほどのパワーを持ち、後に妖怪退治の専門家である源頼光の家来となり、頼光四天王の一人として土蜘蛛や酒呑童子を退治したとされる。が、本作では土蜘蛛を退治するどころかゲーム開始時点ですでに閻魔大王に捕らえられており、金太郎の村に居るのは金太郎に化けた金の鬼。金の鬼を倒して櫓太鼓を取り戻すと、金太郎の村で太鼓の音色が戻り活気が戻る。その後閻魔大王を倒したのちに、エンディングで桃太郎と初めて対面した。
 
うらしま
たろう 
浦島太郎 
おとぎ話に登場する漁師。砂浜でカメが虐められているのを助けたところ、カメに連れられて海の底の竜宮城に行き、そこで酒池肉林の生活をしたのち地上に戻ったのちに、土産の玉手箱を開けるとお爺さんになる。竜宮城では時間の流れが地上よりも早かったのである、というオチだが、その後鶴になって飛んで行ったという伝承はあまり知られていない。本作ではやっぱり閻魔大王に囚われており、桃太郎と対面を果たすのはエンディングだけ。浦島の村に居るのはパールの鬼が化けた偽物で、カメを虐めている。パールの鬼を倒すことでカメに竜宮城に連れて行ってもらえる。
 
カメ  浦島太郎 
浦島太郎を竜宮城に連れて行ったカメ。本作でも助けることで竜宮城に連れて行って貰える。ちなみに、浦島太郎のおとぎ話にはSF説があり、カメは宇宙船、竜宮城は地球外の星を模したもので、宇宙旅行をしたため時間の経過がおかしくなったのではないかとの説がある。
 
おとひめ  浦島太郎 
乙姫様。竜宮城で桃太郎を待ち受ける絶世の美女。浦島太郎のおとぎ話よろしく、桃太郎をもてなしてくれるほか、帰りには玉手箱をくれる。どうでもいいが、浦島太郎って絶対乙姫にも手を出してるよな…。
 
タイ  浦島太郎 
竜宮城で出会える、踊る鯛。下のヒラメ、タコと共に踊りで桃太郎をもてなしてくれる。
 
ヒラメ  浦島太郎 
竜宮城で出会える、踊るヒラメ。あんまりヒラメには見えないがおとぎ話では「鯛やヒラメの舞い踊り」とあるため、こいつはヒラメなのだろう。
 
タコ  浦島太郎 
竜宮城で出会える、踊るタコ。タイ、ヒラメだけでは華やかさに欠けるために参戦したか。
 
すずめ  舌切りすずめ 
各地に点在する「すずめのお宿」で出会える、すずめの仲居さん。ランダムでアイテムが入っている大きなつづらと小さなつづらを販売している。おとぎ話では小さなつづらに幸があるが、本作ではランダムなので大きなつづらも捨てがたい。
 
ねたろう  三年寝太郎 
三年間眠り続ける伝承で有名な男。ただ寝ていたのではなく、村を救う方法について三年間考えており、ある日突然起きて巨石を動かして川をせき止め、田畑の灌漑を行ったとされる。力技なんだったら三年間も考える前に動いたらいいのに…。本作では、橋のど真ん中で寝ており、桃太郎の通行を妨げている。おにぎりが好物だが与えても寝ながら食べるだけで意味がない。村田だけが起こし方を知っており、ひむろのけずりひを振りかけると目を覚ます。ひむろのけずりひ(氷室の削り氷)とは要するにかき氷の事。
 
くり  さるかに合戦 
さるかに合戦で、サルを懲らしめた一人で、焼けた状態で突進しやけどを負わせた。本作ではさるかにの村の村人がやまんばの呪いを掛けられた姿。やまんばを倒すと村人の姿に戻ることができる。
 
うしのふん  さるかに合戦 
桃太郎伝説に必ずといって良いほど登場するキャラ、うんち。さるかに合戦で、サルを懲らしめた一人で、サルを転ばせた。本作ではさるかにの村の村人がやまんばの呪いを掛けられた姿。
 
うす  さるかに合戦 
さるかに合戦で、サルを懲らしめた一人で、トドメの一撃を担当した。本作ではさるかにの村の村人がやまんばの呪いを掛けられた姿。
 
ハチ  さるかに合戦  さるかに合戦で、サルを懲らしめた一人で、ハチの一刺しを喰らわせた。本作ではさるかにの村の村人がやまんばの呪いを掛けられた姿だが、なぜかやまんばを倒してもコイツだけは村人の姿に戻れず、そのままハドソンのロゴマーク(ハチスケ)になってしまった。
かぐやひめ  かぐや姫 
たけとりの村で桃太郎を待っている、月の姫。桃太郎と出会った後に閻魔大王に囚われる。桃太郎が閻魔大王を懲らしめたのちに、おとぎ話よろしく月に帰り、桃太郎に月の水晶を託した。ちなみに戦闘データが存在するが、全パラメータが0。そりゃ捕まるわ。
 

桃太郎伝説オリジナルキャラ

おとぎ話とは関係ないが、どこかで見たことのあるキャラばかり。
画像  名前  解説

村田 
「王将」などで知られる演歌歌手の村田英雄。当時「村田だ!」と語る彼の物まねが流行していることから、ギャグ要素として登場している。本作では寝太郎を起こす方法を桃太郎に教えてくれる重要人物だったりする。
 

土居孝幸 
本作のキャラクターデザインを担当した人。浦島の村で「安売り王のドイン」として登場し、武器・防具を安く販売してくれる。
 

さくまあきら 
本作の監督で実在する人物。料亭「石井」のフグ料理があたって死んでしまい、墓に埋まっている。監督が自ら死んでるRPGって凄いな…。
 

スリのぎんじ 
桃太郎伝説、桃太郎電鉄シリーズに必ず登場するスリ師。得意の変装からこちらの持ち物を盗む手口を得意とする。かぐや姫に惚れており、本作では金色の毛皮で口説こうとするも本人の前でオナラをしてしまい、それ以来オナラがトラウマとなっている。桃太郎から竜の首飾りを盗むが、放屁の術でシメられた後は、心を入れ替えて実家である料亭石井を継いだ。ちなみに戦闘データが存在するが、かぐや姫と同じく全パラメータが0。
 

料亭石井
の店主 

希望の都の料亭「石井」の店主で、スリのぎんじの父。料亭石井では寿司・うな重・フグ料理が食べられるが、フグ料理はたまにあたるらしい。
 

料亭石井
の女将 

希望の都の料亭「石井」の店主で、スリのぎんじの母。寿司やうな重を食べた後、おいしかったと答えると、ゲームのヒントをくれるが、あまり役に立たない。。。
 

地蔵 
村やワールドマップなど、様々な場所で出会えるお地蔵さま。基本的にみんな普通にしゃべり、桃太郎の旅の手助けをしてくれる。ダジャレが好きなほか、当時の人気テレビ番組「なるほど!ザワールド」がお気に入りらしく、事あるごとに「なー ほー ざ ワールド!!」と叫んだりと、なかなかフランクなヤツ。
 
女湯の客  希望の都にある銭湯に、9才未満で入れる女湯に登場するお姉ちゃん。この女湯のシステムは、桃太郎電鉄にも登場するシリーズの定番となっている。

桃太郎に術を授けてくれる仙人達

いずれも重要な術ばかりだが、仙人によって修行の方法が異なるので、ただ強ければよいというものではない。我々も教訓にしたいところだ。
画像  名前    解説

てんの
せんにん 
飛燕の術  (1回目)【段】11【体】51【攻】53【守】50【速】80【心】0【金】0
(2回目)【段】13【体】63【攻】65【守】60【速】80【心】0【金】0
(3回目)【段】15【体】75【攻】72【守】70【速】80【心】0【金】0

仙人のリーダー的存在。桃太郎に三度稽古をつけ、その度に強くなる。三度倒すことで街を高速移動できる飛燕の術を授けてくれる。閻魔大王と戦う直前では、他の仙人を連れて桃太郎を応援する。ちなみに敵キャラの羅生門の鬼は、元は彼の弟子。

いっかく
せんにん 
金丹の術  【段】3【体】10【攻】4【守】6【速】3【心】0【金】0

最初に出会う仙人。桃太郎に稽古をつけ、倒すことで体力回復の金丹の術を授けてくれる。また、彼におにぎりを渡すことで氷室の巾着を貰える。

だいちの
せんにん 
鹿角の術  【段】7【体】42【攻】31【守】46【速】30【心】0【金】0

闘い、倒すことで鹿角(ろっかく)の術を授けてくれる仙人。鹿角の術は、武器の鋭さを増し、会心の一撃を繰り出す必殺奥義。ゲーム終盤でも重宝するが、段が上がると術の消費量も増えるので多用は出来ない。

しかいせん  稲妻の術  岩に向かってAボタンを108回たたくことで、岩を砕く稲妻の術を授けてくれる仙人。稲妻の術は岩を砕くほか、敵にも使用出来る。ちなみに「決してハドソンのジョイカードMKII(連射パッド)を使ってならぬぞ!!」と言われるので、ホリコマンダー(連射パッド)を使ってクリアしよう。

ダメ
せんにん 
万金丹
の術 
忍耐がテーマの仙人で、無駄話を延々とし、最後には「ごいっしょにポテトはいかがですか?」とか、マクドナルドっぽいことまで話してくるダメな人。長話を二回聞くことで術を授けてくれるが、万金丹の術は超回復の効果があり、最も役に立つ術だったりする。全然ダメじゃないと思う。

ひとりでも
せんにん 
放屁の術  ほほえみの村に居る仙人。名前からしてネタだが、10000両払うことで、オナラを自在に出す術を教えてくれるという具合に、名前以外も色々と酷い。放屁の術はスリのぎんじを倒すのに必須の術だが、他の用途は一切無い。また、閻魔大王との対決直前には、「あと10000両払えば、もっとすごい術を授けてやるぞ」と語っているが、期待してはいけないと思う。。

なゆたの
せんにん 
浮遊の術  毒の沼など、ダメージを受ける床を回避する術、浮遊の術を授けてくれる仙人。彼の修行では毒の沼を歩かされるが、実はくものいとを使ってダンジョンを脱出したのちもう一度入ると、すぐに術を授けてくれたりする。

むげんの
せんにん 
だだぢぢ
の術 
すさまじい破壊力を誇るだだぢぢの術を授けてくれる仙人。習得にはだだぢぢの術を三度受けなければならず、術を受けるとはるか彼方に吹き飛ばされる。(最初に飛ばされる場所は「アホ」と書かれた森だったりするところがこのゲームらしい。。。)ちなみに、だだぢぢの術は敵によって効かないことが多く、その一方で大抵の敵に通用する鹿角の術があるため、あまり使えない術だったりする。

敵キャラ

桃太郎の行く手を阻む者たち。鬼退治がテーマだけあって、非常にバリエーションに富んだ鬼が登場する。また、日本古来の伝承にちなんだ妖怪や、猛獣も敵として襲い掛かってくる。キャラデザインが土居孝幸というだけあり、当時の週刊少年ジャンプの読者投稿コーナー『ジャンプ放送局』でお馴染みだったキャラも登場するのが楽しい。
画像  名前  解説


あかオニ  【段】1【体】6【攻】2【守】2【速】1【心】1【金】1

ザ・鬼。鬼といえばまずは赤鬼を思い浮かべる。誰もが知ってる想像通りの鬼。いろんな物語に登場するためか、本作では一番のザコ。


オニきのこ  【段】1【体】8【攻】2【守】0【速】0【心】1【金】2

後述の『ばけきのこ』の鬼版。桃太郎の鬼退治になぞらって、無理やり鬼を名乗らせたか。


あまの
じゃく 
【段】1【体】40【攻】1【守】1【速】20【心】1【金】1

当時の週刊少年ジャンプの敏腕編集長である鳥嶋和彦がモデル。漫画家に対する容赦ないダメ出しが有名で、ジャンプに関わる多くの作品で彼を悪い方向にオマージュしたキャラクターが登場する(「Dr.スランプ」のマシリト博士など)。本作でもアイテムを盗み、攻撃力、防御力共に最弱という散々な扱いがされている。ちなみに天邪鬼とは、仏教の四天王に踏みつけられている鬼であり、煩悩の象徴。


オニ
ちょうちん 
【段】2【体】6【攻】3【守】4【速】3【心】2【金】3

提灯の化け物だが、鬼提灯と呼ばれることは少ない。オニきのこと同じく、桃太郎の鬼退治になぞらって、無理やり鬼を名乗らせたか。


ネズミ  【段】2【体】8【攻】1【守】15【速】11【心】1【金】10

鼠。本作に登場する鼠はお金を多く持っているので、確実に倒したいところ。


クモ  【段】2【体】7【攻】10【守】5【速】0【心】4【金】1


あおオニ  【段】3【体】9【攻】13【守】10【速】3【心】5【金】2

ザ・鬼その2。赤鬼と来たら青鬼。こいつもいろんな物語に登場する。有名なのは『ないた赤鬼』に登場する青鬼か。ツノが二本のことが多いが、本作では一本。


ツチグモ  【段】3【体】9【攻】13【守】8【速】2【心】3【金】6

土蜘蛛。れっきとした妖怪。妖怪退治で有名な平安時代の武将、源頼光が家来の渡辺綱と共に退治した伝説があり、斃した骸からは2010もの死体と骨が出てきたとか。


トカゲ  【段】3【体】8【攻】4【守】11【速】3【心】2【金】7


あおトカゲ  【段】4【体】9【攻】8【守】18【速】13【心】3【金】12


ガキ  【段】4【体】8【攻】11【守】14【速】5【心】3【金】14

餓鬼。生前に贅沢をした、強欲な人間が死に、六道のうち餓鬼道に堕ちて生まれ変わった姿。常に飢えは満たされず苦しみ続けるとか。仏教版ゾンビみたいな存在。


ぎんのオニ  【段】4【体】25【攻】18【守】20【速】10【心】6【金】20

本作最初のボス。はなさか爺さんに成りすましていた。見た目通り、ザコと比べて防御力がかなり高い。赤鬼、青鬼ときて銀の鬼というセンスが印象深く、桃太郎伝説の敵と聞いたらまず銀の鬼を思い浮かべる人も多いことだろう。


ドブネズミ  【段】4【体】12【攻】10【守】25【速】10【心】5【金】50


クマネズミ  【段】4【体】27【攻】28【守】55【速】20【心】6【金】120


ばけきのこ  【段】5【体】9【攻】14【守】8【速】8【心】4【金】12

化け茸。秋田県の伝承に登場する化け物。古い寺の境内に大量に出没するが、大根おろしを入れた味噌汁が弱点らしく、境内に生えているキノコに掛けると出なくなったとか。ちなみに伝承で実害は報告されておらず、単にコワイというだけ。むしろおいしそう。


みどりオニ  【段】5【体】15【攻】24【守】20【速】35【心】8【金】23

マイナーカラーの鬼だが、レア感からか、赤鬼、青鬼よりもはるかに強い設定に。このあたりの敵のレベルが本作最初の壁となってくる。


カラス  【段】6【体】28【攻】23【守】21【速】15【心】7【金】13


カビの
おばけ 
【段】6【体】38【攻】26【守】45【速】5【心】4【金】10


オオカミ  【段】6【体】25【攻】43【守】25【速】15【心】10【金】29


だいじゃ  【段】7【体】20【攻】18【守】60【速】10【心】8【金】27


キツネオニ  【段】7【体】24【攻】47【守】41【速】13【心】12【金】30


イノシシ  【段】8【体】18【攻】44【守】40【速】27【心】5【金】35


ぬりかべ  【段】8【体】24【攻】35【守】47【速】10【心】8【金】20

塗壁。日本の福岡県に伝承のある、見えない壁のような妖怪。歩いていると前に進めなくなってしまうが、棒で下の方をつつくと消えるらしい。


にほん
オオカミ 
【段】8【体】21【攻】45【守】37【速】30【心】8【金】38

かつて日本に生息していたオオカミ。現在は絶滅している。


きつねび  【段】9【体】10【攻】30【守】10【速】40【心】10【金】50

後述の鬼火の一種。人気のないところに突然現れるとされる。


オニ
ひょうたん 
【段】9【体】30【攻】41【守】35【速】16【心】5【金】29


オニばばあ  【段】9【体】28【攻】29【守】55【速】20【心】8【金】52


オニぐも  【段】10【体】25【攻】46【守】40【速】27【心】8【金】55

実在する大型のクモ。足にはトゲがある。


きんのオニ  【段】10【体】46【攻】55【守】68【速】30【心】20【金】60

金太郎に成りすましていた鬼。相撲で勝利することで正体を現す。見た目通り防御力が高いので、鹿角の術がないと苦戦するかも。ちなみに相撲ではAボタンを連打することが求められるが、なにも押さなくても絶対に負けることがなく、相撲だけなら非常に弱い。


かわ
イノシシ 
【段】10【体】28【攻】50【守】48【速】54【心】10【金】60


よろい
トカゲ 
【段】11【体】34【攻】45【守】120【速】20【心】6【金】100


ばけ
ちょうちん 
【段】11【体】24【攻】43【守】30【速】70【心】9【金】30

化け提灯。所謂『ちょうちんおばけ』。古い提灯の紙が破れ、上下に割れると口を開けたように見えることから、化物として伝承されるようになった。かなりスタンダードな日本古来のオバケとして有名


ジャキ  【段】11【体】30【攻】54【守】73【速】46【心】10【金】66


てんぐ  【段】12【体】22【攻】67【守】72【速】53【心】10【金】62

鬼や河童と並ぶ知名度の日本の妖怪。山伏の服装で鼻が高く、空も飛び、様々な神通力が使えるとされる。


パール
のオニ 
【段】12【体】57【攻】67【守】72【速】58【心】12【金】91

浦島太郎に成りすましていた鬼。銀の鬼、金の鬼と来てパールの鬼という、製作者の斬新な発想が光る。


びんぼう
がみ 
【段】12【体】42【攻】0【守】85【速】40【心】4【金】0

桃太郎電鉄の超有名キャラで、モデルはドラゴンクエストのタイトルロゴを手掛けたデザイナーである榎本一夫。ジャンプ放送局などで貧乏キャラが定着し、桃太郎伝説でついに貧乏神としてデビューした。本作では貧乏神よろしく、桃太郎の所持金を1両ずつ盗んでくるほか、逃げようとすると「にげちゃ嫌なのねん」と追いすがってくるなど、のちの桃太郎電鉄のお馴染みのキャラクター性はこの時点で完成されていることが伺える。

せきひん  【段】12【体】42【攻】0【守】85【速】52【心】5【金】0

赤貧。赤貧とは『きわめて貧し、洗い流したように何も持っていないこと』。びんぼうがみの強化版で、所持金の半分を盗んでくる。逃げられるとかなりの痛手なので、確実に抹殺してお金を取り戻そう。


いたち  【段】13【体】38【攻】54【守】90【速】53【心】11【金】71


あお
だいしょう 
【段】13【体】46【攻】63【守】84【速】40【心】18【金】85

実在するヘビ。大きいものだと2mを超えるが毒は持たない。


うまオニ  【段】14【体】41【攻】72【守】89【速】55【心】14【金】87


べんきょう
のオニ 
【段】14【体】70【攻】45【守】100【速】54【心】21【金】80

ありとあらゆる鬼が登場するとはいえ、まさか”勉強の鬼”が登場するとは…鉛筆を投げて攻撃してくる。


えぞ
オオカミ 
【段】15【体】40【攻】72【守】93【速】54【心】18【金】63

かつて北海道に生息していたオオカミの一種。明治~昭和頃に絶滅したとされる。


カッパ  【段】15【体】45【攻】64【守】80【速】67【心】14【金】106

非常に有名な妖怪。河に棲み、背中に甲羅、頭に皿があり、人間に対し悪さを働くとか。

ふくのかみ  【段】15【体】75【攻】38【守】39【速】39【心】0【金】100

本作の監督であるさくまあきらがモデル。おとぎ話に関連したクイズを出し、正解するとお金が貰える。ちなみにクイズは「鞍馬山で牛若丸に剣術を教えたのは誰ぢゃ?(正解:からすてんぐ)」「針の刀を腰に差してお椀の舟で都を目指した小さな勇士は?(一寸法師)」といった具合に、本作で登場しなかったおとぎ話が題材となっている。


ひのオニ  【段】16【体】38【攻】84【守】82【速】42【心】18【金】92

ばけ
ひょうたん 
【段】16【体】20【攻】82【守】75【速】35【心】7【金】100


シロクマ  【段】17【体】40【攻】90【守】95【速】75【心】20【金】100

白熊。哺乳類最強とよく言われる体躯と獰猛さで知られるが、白熊は日本には居ない。

びゃっこ  【段】18【体】42【攻】85【守】92【速】110【心】20【金】95

白虎。中国に伝わる四神のひとつで、西を司る神様。


ゆきおんな  【段】18【体】58【攻】90【守】107【速】78【心】21【金】131

雪女。雪のように冷たい美女の妖怪とされる。吹雪の中迷い込んだ男と恋に落ちる伝承が有名で、男に嫁いだり、男を攫ったりするエピソードが有名。


また
あおオニ 
【段】18【体】66【攻】90【守】102【速】81【心】20【金】79

ただのダジャレだが、普通の青鬼と比べ、はるかに強い。50%の確率で「またあおオニ」と逃げ出す。ちなみにこのフレーズは本作のエンディングの締めの言葉だったりする。


こおりの
リュウ 
【段】19【体】103【攻】95【守】111【速】82【心】32【金】200


ムササビ  【段】20【体】72【攻】100【守】133【速】145【心】48【金】300


わか
だいしょう 
【段】20【体】75【攻】72【守】200【速】77【心】50【金】20

若大将。「若大将」とは、当時の映画俳優、加山雄三のニックネームであり、映画「若大将シリーズ」が有名。シリーズ17作目が「若大将対青大将」というタイトルであり、そのオマージュによるキャラと思われる。倒した際に「きみに たおされるなんて ぼくはしあわせだなあ」と語るが、これは加山雄三の代表曲「君といつまでも」にも登場する、語り部分のパロディ。気になる人は聴いてみよう。


きんぎん
パール
プレゼント
のオニ 
【段】20【体】60【攻】54【守】205【速】85【心】20【金】200

”金銀パールプレゼント”とは、1980年代の「ライオン ブルーダイヤ」のCMで登場するフレーズ。洗剤の箱の中にラッキーカードが入っていたら、金・銀・パールのネックレスが貰えた。単にゲームの製作者がこのフレーズが言いたかっただけと思われる。


さんば
ガラス 
【段】20【体】56【攻】45【守】200【速】85【心】30【金】58


オニぎり   
【段】20【体】56【攻】62【守】140【速】81【心】20【金】60

おにぎり。鬼退治にかこつけたタダのダジャレ。これまで仲間を食べられた恨みから、梅干し、明太子、シャケの三種のおにぎりの具を投げつけてくる。
 


ジャキ
チェーン 
【段】20【体】36【攻】67【守】160【速】200【心】20【金】61

アクション映画スターであるジャッキー・チェンをモチーフとした敵キャラ。連続攻撃を得意とする。


ユキだるま   
【段】20【体】66【攻】98【守】115【速】91【心】12【金】345

当時アイドル歌手だった斉藤由貴をモチーフとした敵キャラ。本作のキャラクターデザインを手がけた土居孝幸が大ファンであり、そのため本作に登場したものと思われる。出会うと「あさのシャンプーしてる?」と聞いて来るが、「はい」と答えるとお金100両かアイテム「ユキのおにぎり」が貰える。また「いいえ」と答えると「ウッソー!! おっくれってるうー!!」と答えて去っていく。「おっくれってるうー」がかなり遅れてる。
 


あかおに
ホーマー 
【段】20【体】5【攻】117【守】1【速】1【心】30【金】86

当時のヤクルトスワローズの外国人プレイヤー、「赤鬼ホーナー」ことボブ・ホーナーがモデル。ホーナーは1987年に入団し、93試合で打率.327、31本塁打、73打点を記録、「ホーナー旋風」を巻き起こした。ゲームでも桃太郎の攻撃をろっかくの術を含め、七割五分の高打率で打ち返してくるが、一年で日本球界を去ったオマージュか、体力がやたら低く、いなずまの術の一撃であっさり沈む。


しこめ  【段】21【体】70【攻】92【守】110【速】140【心】36【金】220

醜女。黄泉の国におり、とても恐ろしい顔をしている鬼女。一歩で千里走るとされ、日本神話において黄泉を訪れたイザナギを逃すまいと追いかける。道草して山ぶどうやタケノコに喰いついたために、イザナギを逃してしまう。


やまねこ  【段】21【体】65【攻】102【守】128【速】110【心】41【金】210

山猫。ネコよりも一回り大きく、ネコよりも獰猛。


トラ  【段】21【体】68【攻】108【守】126【速】100【心】45【金】199

虎。危険な動物の象徴だが、基本的に古来より日本には生息していない。


なまはげ  【段】22【体】73【攻】118【守】131【速】125【心】47【金】220

東北地方に伝わる鬼の一種。包丁を持って『悪い子はいねーが!』と、悪い子を探して回る。その正体は山の神の使いとされ、良い鬼だが、本作では容赦なく包丁で攻撃してくる。


うしオニ  【段】22【体】70【攻】126【守】131【速】130【心】43【金】250

牛鬼。西日本の伝承が多く残り、大抵は頭が牛、胴体が蜘蛛で描かれることが多い。極めて獰猛で強く、残忍。その破壊力ぶりたるや、妖怪退治で有名な源頼光が黒星を喫したという伝承がある程。


びろーん  【段】23【体】38【攻】81【守】143【速】135【心】62【金】100

妖怪。全身がコンニャクのようにぶよぶよしており、しっぽで人の顔や首をなでて驚かせる。塩を掛けるか、「びろ、びろ、びろーん」と呪文を唱えると消えるらしい。本作では消えるはずの呪文をみずから唱え、ろっかくの術を含む通常攻撃が一切効かない。灼熱の弓矢を使って退治しよう。


つきの
わぐま 
【段】24【体】57【攻】144【守】160【速】100【心】48【金】250

熊の一種で、首元に三日月のような白い斑紋がある。日本では20世紀中ごろに絶滅したとされ、現在はロシアや中国に生息している。


クロネコ  【段】24【体】65【攻】112【守】138【速】210【心】49【金】210

黒猫。都市伝説で度々不吉の象徴とされ、前を通り過ぎたあとには不幸なことが起きるとか。でも現実ではそんなことは全然無く、ただの可愛い猫。愛でよう。


はんにゃ  【段】25【体】98【攻】127【守】128【速】140【心】51【金】275

強い嫉妬と恨みをもち、鬼と化した女性の姿。能面としてよく知られる。


カラスてんぐ  【段】25【体】80【攻】124【守】120【速】170【心】52【金】266

鞍馬山で牛若丸(のちの源義経)に稽古をつけたといわれる天狗。


いばらきどうじ  【段】26【体】90【攻】137【守】160【速】146【心】54【金】289

茨木童子。しゅてんどうじの第一の家来の鬼。しゅてんどうじが源頼光に倒された際、一人だけ逃げ延び、その後頼光の家来である渡辺綱と対決したとされる。


ひぐま  【段】26【体】90【攻】162【守】160【速】100【心】55【金】350


みずのオニ  【段】27【体】98【攻】127【守】175【速】168【心】56【金】283


クロガッパ  【段】28【体】95【攻】94【守】170【速】176【心】100【金】1

黒い河童。こちらのアイテムを根こそぎ盗んでくるので注意!


ばく  【段】28【体】70【攻】99【守】150【速】126【心】58【金】267

人の夢を食べるとされる妖怪。悪夢を食べてくれるので良い妖怪のはずだが、本作では敵として登場する。


はらだし  【段】28【体】110【攻】123【守】139【速】126【心】59【金】292

大きな顔に手足がついた妖怪。悲しんでる人の前に現れ、酒を飲ませると幸運を呼ぶ踊りを踊るらしい。


おにび  【段】29【体】91【攻】125【守】155【速】200【心】60【金】336

空中を漂う火の玉の妖怪。人魂または怨念の炎とされる。


つちのオニ  【段】29【体】111【攻】136【守】185【速】180【心】62【金】343


おおてんぐ  【段】30【体】97【攻】168【守】170【速】200【心】68【金】500


くびなし
オニ 
【段】30【体】107【攻】173【守】178【速】186【心】66【金】361


とうだいき  【段】31【体】90【攻】171【守】180【速】185【心】70【金】375

灯台鬼。いくつかの小説や伝説に登場する、指と声帯切り落とされ、頭に蝋燭を載せて灯台として働かされている奴隷であり人間。その暗い内容のためか本作では他の鬼なんかメじゃないくらいダントツで怖い顔で登場。こんなん夜道で会ったら死ねる。


やまんば   
【段】31【体】120【攻】198【守】200【速】190【心】100【金】450

山奥に棲み、人を食べる老婆の妖怪。迷い込んだ旅人に宿を提供するが、寝込みを襲い包丁で殺害し食べるとされる。老婆を山に捨てる日本古来の風習「姥捨て」で生まれた伝説と考えられる。
 


しゅてん
どうじ 
【段】32【体】120【攻】198【守】190【速】210【心】83【金】440

酒呑童子。平安時代の武将、源頼光が退治したとされる鬼の首領。源頼光の妖怪退治と言えば土蜘蛛か酒呑童子というぐらい有名な存在。ちなみに、”童子”と付く鬼は、元は盗賊で、伝説の中で脚色され鬼となっていったものと思われる。


わいら   
【段】32【体】120【攻】175【守】215【速】205【心】84【金】432

佐脇嵩之や鳥山石燕といった、江戸時代の妖怪画家の作品によく登場する妖怪。全身像は文献によってまちまちであり、下半身は明らかになっていないらしい。そういう意味では本作のわいらは下半身がハッキリと描かれており、重要な参考文献といっても過言ではない(いや過言か)。本作ではこちらが使用した術をコピーして使用してくる特殊な能力を持つ。
 


たけの
おばけ 
 
【段】33【体】60【攻】229【守】100【速】255【心】81【金】400

妖怪漫画家として知られる水木しげる原作の漫画に登場する「妖怪万年竹」がモデルと思われる敵。元は人間で、人の生気を吸い、人を万年竹にしてゾンビのように増殖させる妖怪。
 


のぶすま  【段】33【体】110【攻】171【守】200【速】220【心】83【金】601

野衾。長い年月を経たコウモリが妖怪化したもので、人の生き血や火を食べるらしい。一説にはその正体はムササビの見間違いということで、ムササビの上位敵としては適切。こいつを出したくて、ムササビを敵に加えたのだろう。


リュウ  【段】34【体】130【攻】162【守】230【速】210【心】90【金】490

龍。ただの怪物である欧米のドラゴンとは異なり、蛇のような胴体をしている神の一種。


じゃこつ
ばばあ 
【段】34【体】110【攻】160【守】235【速】210【心】85【金】547

鳥山石燕作の『今昔百鬼拾遺』という文献に登場する妖怪で、右手に赤蛇、左手に青蛇を持ち、体中に大蛇が巻き付いた老婆の姿をしている。本作では蛇をファンネルのように桃太郎に射出し、蛇と自身の二段攻撃を仕掛けてくる強敵。ちなみに既婚者で、夫の名は蛇五右衛門だそうだ。どんだけ蛇好きやねん。。。


きゅう
せんぼう 
【段】35【体】151【攻】157【守】200【速】228【心】87【金】300

九千坊。名前通り、9000匹もの河童を束ねる河童の首領。加藤清正に打ち負かされて福岡県の筑後川に移り住んだ後は、人を水害から守るようになったという伝説が残る。


ばっかんき  【段】35【体】140【攻】207【守】190【速】200【心】90【金】508


ヨミの
ちょうちん 
【段】35【体】110【攻】171【守】210【速】255【心】94【金】400


ヨミのオニ  【段】36【体】120【攻】175【守】214【速】225【心】96【金】350


いんねび  【段】36【体】100【攻】144【守】185【速】255【心】95【金】610

沖縄地方に伝わる、恋愛の悲劇によって生み出された亡霊の怨念が炎になったもの。因縁火、遺念火などとも呼ばれる。山中や海上に出現するらしい……と、こんな具合に雰囲気がある伝説でなかなかコワイ。


ふうじん  【段】37【体】190【攻】193【守】235【速】255【心】250【金】2304

風神。言わずと知れた風の神様。大きな袋をもっており、そこから風を起こす。雷神と対となる存在で、俵屋宗達筆の屏風画『風神雷神図』が有名。


らいじん  【段】37【体】210【攻】202【守】255【速】200【心】500【金】3240

雷神。言わずと知れた雷の神様。風神とは異なり、かみなりさまとして、ソロとしても知名度は高い。本作では風神を倒したのち、現れたつづらを開けようとすると登場する。


らしょうもん
のオニ 
【段】38【体】230【攻】229【守】255【速】200【心】900【金】7200

羅生門とは、平安京・平城京など、古代の京都南端の玄関門のことで、そこに棲みついていたとされる鬼。源頼光の家来である渡辺綱と対決し、腕を切り落とされる伝説が有名。いばらぎどうじと同一視されることも。

えんま大王  【段】40【体】255【攻】229【守】255【速】255【心】0【金】65535

閻魔大王。ラスボスにしてかなりの実力者、圧倒的なCGで知られる。ご存知地獄の裁判官だが、本作では裁判官に就任する前で、鬼を率いて人間を虐げているところを桃太郎にシメられる。