中国占星術

ファミコン占いゲーム群雄割拠時代の先駆者

ファミコン初の占いゲーム。女性5名、男性5名の生年月日を登録し、個人運と相性運を様々な角度から占える。1988年の冬には他にも「89電脳九星占い (12年10日発売)」、「タロット占い(12年23日)」と、なんと1ヵ月以内のうちに立て続けに占いゲームが発売されており、このような背景から”占いゲーム”というジャンルに対する市場開拓のため、熾烈な覇権争いが行われたことは想像に難くない。本作はクソゲーであることには違い無いのだが、当時ビジネスチャンスを信じて大真面目で製作されたのだろう。ただし発売日を他社と競ったためか、その内容はかなり薄い。


発売日 : 1988年11月29日
販売 : サンリツ/ジャレコ
ジャンル : 占い
型番 : SAN-C0


キャラクター

登場するキャラクターと言えるものは以下の三人(三匹)のみで、あとは占う対象となる人間だけが登場する。
画像  説明

本作で占いをしてくれる爺さん。彼の占星術は古くから中国に伝えられてきたものであり、人は運命星を持ち、この星により自分の運命を知る事ができると語るが、彼の正体は本作では一切語られない。でも大丈夫、誰も知りたくない。ちなみに生年月日は1999年以上の登録ができないため、2000年以降に生まれた人は占うことが出来ない。ただし、逆に1999年以前に生まれた人なら、2099年12月31日の運勢まで占ってもらえる。長生きしないとダメだ。
 
相性占いを行った際に出現するキューピッド。中国占星術なのになぜ洋風なんだろうか。。。片翼だし…。相性が最悪だったとしても笑顔で応対するその様に狂気を感じる。神とは本来わがままでサイコパスなものなのだ。